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「教育と刃物」セミナー報告

 

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[2014.2.28]連続セミナー『教育と刃物』9

世界最大の青少年運動ボーイスカウト連盟の刃育

第9回 スカウティングと刃物

刃物と教育の事情に通じた講師12人による年間リレー式の連続セミナー。第9回は、世界162の国と地域、約3,600万人が加盟する世界最大級の青少年運動を行うボーイスカウト。その活動の象徴が腰に装着されたナイフです。しかし、時代と共にボーイスカウトのシンボルである刃物の状況にも変化が起こりつつあるようです。2010年に行われた国内最大のスカウト教育イベント(ジャンボリー)では、ナタによる創傷が152件に及ぶという非常的事態が発生。急きょ安全委員会で調査と分析のとりまとめを行なった。 連盟職員の佐久間氏に、その調査結果を踏まえ、子供達の身体感覚の変化や対応策についてお話しいただきます。

 

刃物刃物刃物

1907年イギリスのロバート・ベーデン- パウエル卿が始めた野外教育活動は、世界162の国と地域、約3600万人が加盟する世界最大級の青少年教育運動となりました。ボーイスカウトは大自然を教場とし、大自然の中に身をおき、身体を鍛え、技能を磨き、知識と強い意志を身につけ、社会の中で活躍する人を育てています。日本には明治41年に伝わり、大正11年にボーイスカウト日本連盟が結成されました。

そんな、スカウトの活動にはナイフが欠かせません。火おこしにロープワーク、薪割りなど様々な場面で使い、その中でナイフを持つときの心構えやスキルを身につけ、子どもたちは立派なスカウトへと成長しています。まさに「刃育・火育ならボーイスカウト!」なのです。 しかし、そんな子供達にも異変が起こり始めました。2010年に行われた国内スカウト運動最大のスカウト教育イベント「第15回日本ジャンボリー」で、ナタによる創傷が152件も発生したのです。この現状に危機感をもったボーイスカウト日本連盟の安全委員会で、調査を開始いたしました。

調査から、日常の生活の中で刃物を使用する機会が少なく、技能の未熟、経験不足のスカウト、不十分な指導の指導者が増加している状況が浮かび上がりました。日常のキャンプでも薪を使える施設が少なく、使用しても多くは市販の製材薪。ナタを使う必要性そのものが薄れていることもわかってきました。スカウト人口が減少し、班制教育や班長訓練が機能・活用されていないことも背景にあることが明らかになりました。つまり、技能の継承がなされていないことがスキル低下を招いていたのです。 ボーイスカウト日本連盟は、「刃物と火」について、どのようにプログラムの改革を進めようとしているのか伺います。

 

【facebook】に「教育と刃物」の特設ページがあります。

>http://on.fb.me/15DC9bh

エコセンProject12

[第9回目ゲストスピーカー]

佐久間宣吉氏(ボーイスカウト日本連盟キャンプ場 山中野営場 場長)

 

佐久間氏

【さくま・のぶきち】昭和22年生まれ。中学1年生からボーイスカウトに所属し、昭和50年にボーイスカウト日本連盟事務局に入局し50年以上スカウトに関わる。富士山麓山中湖畔にある日本連盟キャンプ場 山中野営場に勤務。施設の管理や利用者の野外技能の指導などにある。オールドファッションなアウトドアスキルと世界のネイティブの生活技術の研究に携わり、一部は「実験的ウッドクラフト」としてスカウト機関誌に4年間連載される。

 

 

 

 

 

[刃物クラフト講師]

 関根秀樹氏(和光大学非常勤講師/原始技術史)

 

関根秀樹

【せきね・ひでき】1960年生まれ。和光大学や桑沢デザイン研究所などの非常勤講師。古代発火技術や民族楽器の実践研究で知られ、パプアやアフリカの狩猟採集民の火起こし名人たちと競争して勝ったり、ネイティブアメリカンの長老たちに火起こしをレクチャーしたこともある。刃物に関する造詣も深く、古代の石器や日本の鍛冶技術を含む民俗刃物に通じる。各地で木や竹のものづくりワークショップを開催。主な著書に『縄文人になる!』(山と渓谷社)、『刃物大全』(共著・ワールドフォトプレス)、『新版 民族楽器をつくる』(創和出版)など。

模様

クラフト体験:古代文様を彫る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[開催日程]

 2月28日(金) 

 ◆第一部 初心者向け教室 17:30~18:50

 ◆第二部 トークセミナー『スカウティングと刃物』  19:00~21:00

[会 場]

 日本エコツーリズムセンター (地図)

 

[参加費]

 1,500円

 

[コーディネーター]

山中俊幸

山中俊幸

雑誌・書籍・新聞・WEBの編集・記事制作、企業広告・商品広告の制作を行う広報のプロ。エコツアーや環境関連情報を発信するウェブサイト上の情報を一覧できる「エコツアー・ドット・ジェイピー」の制作者。

[株式会社クールインク代表/日本エコツーリズムセンター副代表理事]

 

鹿熊

鹿熊勤

1960年生まれ。アウトドアや農林水産業、日本の伝統技術などの分野で取材を続けるライター。野鍛冶を訪ね、地域の特徴的な刃物や技術を記録。訪ねた鍛冶屋は全都道府県計140軒を超える。近年は教育と文化の視点から刃物に関する提言を続ける。著書に『日本鍛冶紀行』『はたらく刃物』(ワールドフォトプレス刊)など。日本エコツーリズムセンター理事。

[フリーランスライター/日本エコツーリズムセンター理事]

 

 

 

[全12回スケジュール]

第1回

人類と刃物──考古学・文明学・身体科学の視点から

2013年6月28日(金)19:00~21:00

講師:関根秀樹氏

第2回

銃刀法の現状とその影響

2013年7月26日(金)19:00~21:00

講師:服部夏生氏

第3回

子供と刃物──肥後守(ひごのかみ)で鉛筆を削る学校

2013年8月30日(金)19:00~21:00

講師:鹿熊勤氏

第4回

子供と刃物── 冒険遊び場プレーパークでの刃物の役割

2013年9月27日(金)19:00~21:00

講師:天野秀昭氏

第5回

子供と刃物──子供と刃物──ナイフメーカーの脳育教育の取り組み

2013年10月24日(木)19:00~21:00

講師:ビクトリノックス・ジャパン株式会社 田中麻美子代表取締役

第6回

子供と刃物──山村留学のこどもが言いました。「刃物は生活のタカラモノ」

2013年11月22日(金)19:00~21:00

講師:グリーンウッド自然学校理事 佐藤陽平氏

第7回

3.11避難所での物づくり~刃物のチカラ~

2013年12月7日(土)14:00~17:30

講師:小野寺弘司氏

第8回

狩猟とナイフ──自然教育ソフトとしての解体技術

2014年1月30日(木)19:00~21:00

講師:森のたね代表 井戸直樹氏

第9回

スカウティングと刃物──世界最大の青少年野外活動組織とナイフ

2014年2月28日(金)19:00~21:00

講師:佐久間宣吉氏

第10回

森の匠の刃物講座

2014年3月28日(金)19:00~21:00

講師:佃正壽氏

第11回

野遊びと刃物 ──ガキ大将キャンプで30年間ナイフを与え続けて

2014年4月25日(金)19:00~21:00

講師:アドベンチャー集団!Do 代表 黛徳男氏

第12回

最終回 教育と刃物──刃物づくりの現場と総括(仮)

2014年5月29日(木)19:00~21:00

講師:自然系ライター 鹿熊勤氏

 

 

 

★連続セミナー『教育と刃物』★

第9回スカウティングと刃物  

 

【ゲストスピーカー】佐久間宣吉氏 ボーイスカウト日本連盟キャンプ場 山中野営場 場長

【コーディネーター】山中俊幸氏・鹿熊勤氏

【日時】2014年2月28日(金)17:30~21:00

    ★「刃物のミニ博物館」も臨時開設!

【参加費】1,500円(飲み物・お土産つき)

【協力・後援】ビクトリノックス・ジャパン株式会社

【協力】ワールドフォトプレス『ナイフマガジン』編集部

【場所】日本エコツーリズムセンター

    東京都荒川区西日暮里5-38-5 日能研ビル6F

 

日本エコツーリズムセンター地図

 

【お問い合わせ】日本エコツーリズムセンター

  TEL:03-5834-7966 FAX:03-5834-7972

 

写真提供:公益財団法人ボーイスカウト日本連盟

 

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