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「教育と刃物」セミナー報告

 

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[2013.7.26]連続セミナー『教育と刃物』2

大好評「人類と刃物」に続く2回目セミナー!

第2回 銃刀法の現状とその影響

刃物と教育の事情に通じた講師12人による年間リレー式の連続セミナー。第2回は「ナイフマガジン」編集部の服部夏生さんをお招きして「銃刀法」に迫ります。第一部の「アイスクリームスプーンづくり」に挑戦し、暮らしをクリエイトする 刃物の楽しさ・学びを実感します。

 

刃物刃物刃物

刃物を使った凶悪犯罪が起こるたびに、社会の「刃物」に対するまなざしは厳しさを増します。その象徴とも言うべき法律が銃刀法です。治安を守るためには、刃物に対するある種の制約が必要だとする考えは理解できます。

ですが、この約半世紀の社会の動きを振り返ってみると、制約はマイナスの方向にも作用しているように感じられます。教育現場や家庭の一部では、子供のそばから刃物を遠ざけることが事件・事故を防ぐ最良の判断だとする動向がみられ、子供たちが刃物を使うことで得られる大きな学びが軽視されています。

 

「教育と刃物」の第2回目は、ナイフ専門誌『ナイフマガジン』編集部の服部夏生さんをお招きし、銃刀法の内容、それが及ぼしてきたさまざまな影響について解説していただきます。

そもそも、銃刀法の定める刃物の所持基準がわかりにくいという声はたくさんあります。意外に知られていませんが、銃刀法以外にも刃物の携行を規制する法律もあります。これら法律の“性格”と運用基準の理解は、刃物を使う教育を推進する立場の人にとって不可欠です。

 

なお、この連続セミナーでは、刃物と人間の本質的な関係を振り返り、刃物をめぐる現状と課題、刃物教育に関する各種の先進事例、専門家による教養・実技講座など、刃物を軸にしたテーマを幅広く取り上げていく予定です。第2回目もぜひご参加ください。

【facebook】に「教育と刃物」の特設ページがあります。

>http://on.fb.me/15DC9bh

エコセンProject12

[第2回目ゲストスピーカー]

 服部夏生氏(株式会社ワールドフォトプレス)

 

服部夏生

【はっとり・なつお】1973年愛知県名古屋市生まれ。株式会社ワールドフォトプレスにて、刃物、ナイフの専門誌『ナイフマガジン』の編集を手がける。同誌は趣味のコレクションナイフから狩猟ナイフ、鍛冶屋の鍛える大工道具・農具などの生活刃物、鉄の文化史までをカバーする無二唯一の雑誌として熱烈な読者が多い。『千代鶴是秀』『刃物大全』『はたらく刃物』『日本鍛冶紀行』『包丁大全』などの別冊の編集も多数手がけ、いずれも貴重な記録集として高い評価を得ている。近年は教育―家庭―刃物という結びつきの視点でも企画に力を入れる。著書に『打刃物職人』(ワールドフォトプレス)など。

ナイフマガジン

[刃物クラフト講師]

 関根秀樹氏(和光大学非常勤講師/原始技術史)

 

関根秀樹

【せきね・ひでき】1960年福島県生まれ。和光大学や桑沢デザイン研究所などの非常勤講師。古代発火技術や民族楽器の実践研究で知られ、パプアやアフリカの狩猟採集民の火起こし名人たちと競争して勝ったり、ネイティブアメリカンの長老たちに火起こしをレクチャーしたこともある。刃物に関する造詣も深く、古代の石器や日本の鍛冶技術を含む民俗刃物に通じる。各地の美術館や学校などで木や竹のものづくりワークショップを開催。主な著書に『縄文人になる!』(山と渓谷社)、『刃物大全』(共著・ワールドフォトプレス)、『新版 民族楽器をつくる』(創和出版)など。

アイススプーン

 

 

 

 

[開催日程]

 7月26日(金) 

 ◆第一部 初心者向け教室

  「アイスクリームスプーンづくり」17:30~18:50

 ◆第二部 トークセミナー『銃刀法の現状とその影響』  19:00~21:00

 

 

[全12回スケジュール]

第1回

人類と刃物──考古学・文明学・身体科学の視点から

2013年6月28日(金)19:00~21:00

講師:関根秀樹氏

第2回

銃刀法の現状とその影響

2013年7月26日(金)19:00~21:00

講師:服部夏生氏

第3回

子供と刃物──肥後守(ひごのかみ)で鉛筆を削る学校

2013年8月30日(金)19:00~21:00

講師:鹿熊勤氏

第4回

子供と刃物── 冒険遊び場プレーパークでの刃物の役割

2013年9月27日(金)19:00~21:00

講師:天野秀昭氏

第5回

子供と刃物──子供と刃物──ナイフメーカーの脳育教育の取り組み

2013年10月24日(木)19:00~21:00

講師:ビクトリノックス・ジャパン株式会社 田中麻美子代表取締役

第6回

子供と刃物──山村留学のこどもが言いました。「刃物は生活のタカラモノ」

2013年11月22日(金)19:00~21:00

講師:グリーンウッド自然学校理事 佐藤陽平氏

第7回

3.11避難所での物づくり~刃物のチカラ~

2013年12月7日(土)14:00~17:30

講師:小野寺弘司氏

第8回

狩猟とナイフ──自然教育ソフトとしての解体技術

2014年1月30日(木)19:00~21:00

講師:森のたね代表 井戸直樹氏

第9回

スカウティングと刃物──世界最大の青少年野外活動組織とナイフ

2014年2月28日(金)19:00~21:00

講師:佐久間宣吉氏

第10回

森の匠の刃物講座

2014年3月28日(金)19:00~21:00

講師:佃正壽氏

第11回

野遊びと刃物 ──ガキ大将キャンプで30年間ナイフを与え続けて

2014年4月25日(金)19:00~21:00

講師:アドベンチャー集団!Do 代表 黛徳男氏

第12回

最終回 教育と刃物──刃物づくりの現場と総括(仮)

2014年5月29日(木)19:00~21:00

講師:自然系ライター 鹿熊勤氏

 

刃物刃物刃物

 

 

[会 場]

 日本エコツーリズムセンター (地図)

 

[参加費]

 各回/1500円(6回券割引/8000円)

 

[コーディネーター]

山中俊幸

山中俊幸

雑誌・書籍・新聞・WEBの編集・記事制作、企業広告・商品広告の制作を行う広報のプロ。エコツアーや環境関連情報を発信するウェブサイト上の情報を一覧できる「エコツアー・ドット・ジェイピー」の制作者。

[株式会社クールインク代表/日本エコツーリズムセンター副代表理事]

 

鹿熊

鹿熊勤

1960年生まれ。アウトドアや農林水産業、日本の伝統技術などの分野で取材を続けるライター。野鍛冶を訪ね、地域の特徴的な刃物や技術を記録。訪ねた鍛冶屋は全都道府県計140軒を超える。近年は教育と文化の視点から刃物に関する提言を続ける。著書に『日本鍛冶紀行』『はたらく刃物』(ワールドフォトプレス刊)など。日本エコツーリズムセンター理事。

[フリーランスライター/日本エコツーリズムセンター理事]

 

■開催の様子■

真夏のじりじりした日差しの中、第2回目刃物セミナーがスタートしました。夏休みということもあって、ファミリーでの参加もいただいて会場はにぎやかな楽しい雰囲気になりました。第一部は前回に引き続き、和光大学の関根さんと、自然系ジャーナリストの鹿熊さんのお二方の指導のもと、暑い日にピッタリの「アイスクリームスプーン」づくりをおこないました。

 

作り方はシンプルです。ホウの木の材に下書きを行い、線に沿ってナイフで荒削りを行います。荒削りが終わるとナイフをしばし休め、“紙状のナイフ”ことサンドペーパー(紙ヤスリ)で削っていきます。

目の荒さの違うサンドペーパーで荒い→細かい順に削っていくと、光沢感のあるツルツルとした美しい質感をもつスプーンが出来上がりました。 仕上げはクルミオイル、もしくは食器用ウレタン。ですが、みなさんやっぱりこだわりの品物にはクルミオイルを塗りたいようです。

 

「いただきまーす」と、出来立てのスプーンを使って食べる真夏のアイスは格別です。食べながら、それぞれのスプーンを見せあい「素人でもこんなに素敵なモノがつくれるのだ」と、感動しました。

世の中「外注社会」。日々、自分でつくりだすのは晩御飯などの料理くらいの人も多いですが、こうして自分で生み出す楽しさをしると「もっと作りたい!」という衝動に駆られると共に、「外注生活は味気ない」と、もとの生活に疑問符をもつ人もいる体験会となりました。

 

第二部の講師は刃物の専門雑誌「ナイフマガジン」編集部の服部さん。

今回も鹿熊さんとの対談形式でお送りしますテーマは「銃刀法」。と、なんとも難しいタイトルです。しかし、刃物を知る上では必須。ということで、解かりやすく教えて頂きました。

 

(服部)銃刀法は、全部で55200字あるんですけど、そのうちのナイフに関連するところは5分の1で、ほとんどが銃に関しての法律なんですね。しかも、その記述の解釈は難しいのですが、「何人も業務その他正当な理由による場合を除いては刃体の長さが6センチを超える刃物を携帯してはならない」ということで、はっきりいえることは6センチ以上の刃物を理由なく所持・携帯していると誰でもその時点で捕まってしまう、ということです。

 

昭和33年に公布された銃刀法ですが、その後「浅沼稲次郎暗殺事件」や「秋葉原無差別殺傷事件」が起き、より内容が厳しいものとなりました。また、「9.11」事件からは飛行機内にははさみでさえも持ち込めなくなり、「刃物=悪」という風潮が日本に定着しています。

誰でも、包丁や彫刻刀、カマなどを持ち運ぶ機会はあると思いますが、正当な理由がなく所有していた場合に、「そこの君!」と巡回中のおまわりさんに声をかけられた場合、誰でも検挙される可能性がある、というのが銃刀法の現状です。もうひとつ知っておいていただきたいのは、軽犯罪法。この法律の中に示されている危険物所持に関する規定は銃刀法より解釈の幅が広く、取り締まる側にとっては運用しやすくなっています。

 

(鹿熊) 安全には代えられないので我慢をしろというのもわかるんだけど、どうも釈然としません。出てくる結論は、まず規制ありきで、長さの基準は何センチまでといった枝葉末節的な話ばかり。「刃物とは私たちにとって何だろう」という本質の議論が、この半世紀、ずっと置き去りにされてきました。もう一度、刃物という道具について、いろんなところで議論しなおさなければいけないのではというのがセミナーの趣旨なんです。

 

会場では、講師の服部さんや鹿熊さんが関わった書籍の展示販売が行われ、セミナー後の販売ブースには多くの方が本を手にとられていました。

 

今回も多くの方にお集まりいただきました。ありがとうございました。

 

参 加 者 の 声
  • 銃刀法だけでなく、軽犯罪法への配慮も必要な事を初めて知りました。

     

  • ものづくりはやっぱり楽しい!消化→生産へのシフト、あるいは提案が必要と感じました。

     

  • 私にもし子どもができたら今度は私がその子に伝えてゆきたいと思います。

     

  • 「本当のスローライフはリッチライフ!」幼児向けのナイフ教室やることにしました!やらなきゃなと思いました!ありがとうございました。

     

  • ナイフ文化からお話しされていてとても勉強になりました。

     

 

★連続セミナー『教育と刃物』★

第2回「銃刀法の現状とその影響」  

 

【ゲストスピーカー】服部夏生氏(株式会社ワールドフォトプレス)

【コーディネーター】山中俊幸・鹿熊勤

【日時】2013年7月26日(金)

    ◆第一部 初心者向け教室

     「アイスクリームスプーンづくり」17:30~18:50

    ◆第二部 トークセミナー『銃刀法の現状とその影響』 19:00~21:00

    ★「刃物のミニ博物館」も臨時開設予定!

【参加費】1,500円(飲み物・自作クラフト作品のお土産つき)

【協力・後援】ビクトリノックス・ジャパン株式会社

【協力】ワールドフォトプレス『ナイフマガジン』編集部

【場所】日本エコツーリズムセンター

    東京都荒川区西日暮里5-38-5 日能研ビル6F

 

日本エコツーリズムセンター地図

 

 

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