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[2014.10.6-7]実践研修会 In倉敷・早島(岡山)

スキルアップとネットワークで地域を元気にしよう

外国人が行きたくなるニッポン・グリーンツーリズム 地域に受入体制・魅力をつくる実践研修会

年間1,000名以上の外国人を受入れるゲストハウスで、イ草で栄えた早島と外国人に人気の倉敷で、インバウンドを受け入れるグリーンツーリズムに応用できるノウハウと必要な体制整備を実践的に学ぶ 。

 NPO法人日本エコツーリズムセンター(東京都)では、「地域の自然や文化を活かした交流活動が、地域を元気にする」と考え、エコツーリズム・グリーンツーリズムの全国の実践者・研究者とネットワークを築いてきました。海外からの旅行者を農山漁村などの地域が受け入れることは、交流活動の拡大につながり、地域そのものや農産物などへのファンを増やしていくでしょう。異文化交流が、地域に新しい風を吹き込んでいきます。海外からの評価が国内の再評価につながるなど、さまざまな効果がもたらされると考えています。

本研修では、年間1,000人以上の外国人を受入れるゲストハウスのノウハウやインバウンド先進地域の北海道での集客や体制整備のポイントを学び、外国人旅行者を受入れるグリーンツーリズム(以下、GT)を自身の地域に応用するワークショップまでを行います。地域の個別課題を直接相談できる相談会も同時開催いたします。

このプロジェクトは農林水産省都市農村共生・対流総合対策交付金共生・対流促進計画(広域ネットワーク推進対 策)外国人旅行者向けの受入体制の構築事業です。

 

エコセンProject03

 

外国人が行きたくなるニッポン・グリーンツーリズム

地域に受入体制・魅力をつくる実践研修会In倉敷・早島(岡山)研修会

【日 時】2014年10月6日(月)13:00(受付開始12:30)~10月7日(火)16:00

【場 所】倉敷市ゲストハウス「くるま座有鄰庵」(岡山県倉敷市本町2‐15)

【参加費】無料

*宿泊・食事は自己負担です。(宿泊はご自分で手配願います)

【主 催】NPO法人日本エコツーリズムセンター

TEL:03-5834-7966 Fax:03-5834-7972

【申込み】下記の申込フォームよりお申し込みください。

【定員】30名

【研修の対象者】

◎グリーンツーリズムに取り組む自治体、地域協議会、観光協会

◎宿泊施設・体験施設、NPO団体

◎田舎で働き隊員、地域おこし協力隊員

など、現在グリーンツーリズムに関わる事業を企画・実施・コーディネートし、現在または今後、インバウンド受け入れを行ないたい団体・個人の皆さまです。

 

講習内容

◎基調講座1

「年間4万人利用のカフェ、年間4千人宿泊、日本一のゲストハウスに来る外国人は千人以上、なぜこれほど人気があるのか?人が来る仕組みづくりとそのノウハウを学ぶ」

中村功芳氏 倉敷ゲストハウス「くるま座有鄰庵」庵主

◎基調講座2

「北海道のインバウンドGTの先進事例、外国人は何をGTに求めているのか?体制整備のキモを学ぶ」

鈴木宏一郎氏 (株)北海道宝島旅行社 代表取締役社長

◎ワークショップ研修1

「インバウンドGTの体制整備、本当に必要なことを洗い出す。インバウンドGTの十分条件を知る」

ファシリテーター 福井隆氏 東京農工大学客員教授

◎フィールドワーク

20個の体験メニュー早島バージョンをフィールドワークで学ぶ

◎ワークショップ研修2

「地域の面的魅力を生みだす10個の作戦づくり」外国人が行きたくなる地域の魅力づくり作戦

ファシリテーター 福井隆氏 東京農工大学客員教授

◎ワークショップ研修3

「地域の面的魅力を生みだす10個の作戦づくり」外国人が行きたくなる地域の魅力づくり作戦

まとめと各自発表

◎特別企画

「外国人受入グリーンツーリズム実践個別相談会」(回答者:中村氏・福井氏)

 

講師

中村功芳氏 倉敷まちなか居住『くるま座』有鄰庵 庵主。プロデューサー

岡山県倉敷市生まれ。倉敷のまちづくり活動『倉敷まちづくりネットワーク』で2004年初代世話人代表をつとめ、『倉敷ナンバー導入』『高梁川沿線のオーガニック農家を集めた三歳市開催』などの活動に関わる。2010年にまちづくりの非営利団体『倉敷まちなか居住くるま座有鄰庵』を企画、地域の魅力を世界に発信し、交流する拠点づくりを行う。地域の住民の支持を得、全国的にも貴重な国指定重要伝統建築物保存地区の中の貴重な場所で築100年以上の町屋を預かりゲストハウスや古民家カフェの運営を始める。2010年にまちづくりの非営利団体『倉敷まちなか居住くるま座有鄰庵』を企画。わずか2年で40カ国以上(稼働率99%)、年間40,000人が集まる地域発信の拠点へと成長させた。その実積から現在は、全国の地域や行政から古民家利活用、インバウンド、ゲストハウス運営の依頼が各地域から複数舞い込んでおり、早島町、真庭市、福岡、瀬戸内海島等で新たな事業を展開する。

 

鈴木宏一郎氏  (株)北海道宝島旅行社代表取締役社長

1965年北九州生まれ。北海道の体験型観光プログラムの検索予約サイト「北海道体験.com」創業。道内各地で観光まちづくり、 インバウンドFIT(個人旅行客)送客を実施。同時に都市観光やレジャーと農村をつなぎ、野菜の収穫体験や農家民宿(ファームイン)などグリーンツーリズムを紹介している。観光庁観光地域づくりアドバイザー、北海道グリーンツーリズムネットワーク事務局長、農林水産省 6次産業化ボランタリープランナーも務め、北海道の農山漁村の魅力を国内外に伝える。

 

福井隆
福井隆氏 東京農工大学

三重県生まれ。日本の過疎集落の再生を地域の現場で研究・提言をし、多くの実績を挙げてきた地元学の伝道者として知られる。とくに、研究者が研究の成果を地域に残さない傾向に対して、《すべては地域に還元》と信条として全国を歩き回っている。

農林水産省「農山漁村活性化人材支援バンク」コーディネーター。

           全国新・田舎で働き隊全体コーディネート。

 

研修地の魅力

■早島【い草】復活プロジェクト

岡山県倉敷市・早島地区は、400年前から畳の原料である“いぐさ”の栽培が盛んに行われ、早島産の畳おもては「早島おもて」の名で全国でも高い評価を受ける伝統をもっていた。しかし昭和40年代に入ると、社会環境や生活様式の変化とともに衰退し、十数年前に生産が途絶えていた。

中村氏はじめ有志で企画する団体・CLiPでは、この貴重な伝統を継承し、早島の魅力を世界に発信するため、“いぐさ”栽培の復活に取り組む。

また、収穫したいぐさを使って、 “いぐさ”の機能性(有害物質の吸着・空気浄化作用、調湿効果、防虫効果・香りによる癒やしなど)を生かした新しい製品を開発する企画も進行中している。 同じく中村氏のプロデュースにより、茅葺屋根の早島のゲストハウス古民家では滞在者が、8月の苗作り、12月の植え付け、7月の刈り取りなど、地域の経験者のアドバイスを受けながら、 “いぐさ”栽培を体験ができる。“いぐさ”を、伝統・自然・歴史・農業のすべてが詰まった早島の象徴的な存在とすることで、この場所を伝統・自然・歴史・農業のクロスポイントとしている。

 

■ゲストハウス有鄰庵。ココがすごい!

2010年に全国的にも貴重な国指定重要伝統建築物保存地区の中の貴重な場所で築100年以上の町屋を預かり古民家カフェと同時に運営が始まる。当時県内ではゲストハウスが存在せず、100人に97人からは失敗すると言われながら、わずか2年で40カ国以上(稼働率99%)、年間40,000人が集まる地域発信と交流の拠点へと成長、3年目に入る年には日本国内に留まらず、世界各国の国営放送や日本の地方の魅力を紹介する新たな取組として取材が殺到。

世界最大の旅行サイト「トリップアドバイザー®」の「2014年度エクセレンス認証(Certificate of Excellence)」 を受賞。その後フランスで有鄰庵が紹介されヨーロッパ全土に波及。今年の10月にはANA(全日空)の飛行機で日本の文化の紹介番組に紹介されるなど地域の魅力を世界に発信し、まちに対する経済普及効果は一億円を超える。

その経営手法も、例えばゲストハウスの相場が2600円と言われているところをあえて3780円に設定して、それでもゲストが世界中から集まっているなど、すべてのことの背景に中村氏独自の哲学があり、10年後も続くために必要なことを既に予想して展開しているなど、実地で学べる要素を数多く持っている。

 

 

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