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 RQ市民災害救援センター活動レポート02 先発隊仙台入り!
 
広瀬敏通
 2011年03月19日 13:27 JST (参照数 10390回)  
MMMMM
モデレータ

状態: オフライン


登録日: 2009年06月30日
投稿数: 20
2011年3月18日深夜

今夜は様々な打合せがたくさんあり、
やっと静かになりました。いびきがうるさいけど。

仙台モンベル店では会長の辰野さんはじめ、
全国から派遣されてきたスタッフや
われわれのボランティアがみせのあちこちに
寝袋敷いて寝にいきました。

今夜も余震が幾度か来るはずです。
中越では背中を殴られるような余震を体験しました。


明日、わたしは午前中、仙台宮城県社協との打合せを行い、
その後に仙台モンベルから一時間弱の場所のある企業の
巨大な空き倉庫に行ってきます。

ここは、モンベルアウトドア義援隊の物資集積基地である
石川県の物流拠点が被災地から遠いこともあり、また、
大きなスペースが必要になってきたことから、
山形県天童市のこの場所に移転することにして
辰野さんが今日、話しをつけて来た場所です。

あらたな拠点として使えることになったために
明日から引っ越します。

明後日朝には石川県物流倉庫から30トン近い膨大な物資が
ここに到着するので相当な仕事になります。

それから、すべてエコセンRQボランティアによって
物資の仕分け作業がおこなわれ、被災各地に分散して
配布作業が行われます。

これらの仕事に20日朝から相当の人数が必要になってきます。
RQでは今日まで救援活動参加者をセーブしていましたが
今後は依存では無い、自立した生活を維持できる人には
大いに来てもらえる体制になってきました。

とはいえ、まだ、実際に動き始めていないので
手探り感は変わりませんが。

今日までに先遣隊のくりこま佐々木さんやモンベルなど数チームが
仙台以南、以北、石巻、女川、南三陸、気仙沼と回り、
様々な物資を避難地に配ってきました。
これまでの災害と同様に『避難所』とカウントされた場所以外に、無数の車泊の人、崩れた倉庫に寝ている人、
庭先にブルーシートを張って寝ている人などが、暖房もガソリンも無しに
震えています。

よく凍死しないもんだと感心するほどの寒さですが
口をつむんで耐えているのでしょう。

津波が30Mの高さまで襲った痕を各地に見て歩いたチームは
かつて町だったのが今や瓦礫だけの平らな土地で、隣町の生存者に
「あそこの病院に行ってあげて」と言われてたどり着いたところ、
そこには何も無かった、ということを繰り返し、味わって戻ってきました。


朝出て、22時過ぎに戻ってきたひげ面は、徒労の色が
濃く出ていましたが、気持ちは寝ていられないという思い
が感じられます。


明日にはさらにエコロッジ協会の高山さんや岐阜ODSSの北川さんらの
チームが物資とともに合流します。
皆さんが合流できるようにこちらも体制を整えます。

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